【人権教育学習】〜学んだこと、感じたことを日常生活に生かそう!〜
3月6日 4時間 本校体育館にて講師の村田志穂さんに来校いただき、6年生児童が人権について考える学習を行いました。
講師の村田さんは、生まれつき顔の右半分に赤紫色のアザがあり、このアザとともに歩んでこられた自身の様々な経験や体験を、本日、子どもたちにお話ししていただきました。また、「Fuclover~あざとともに生きる会」の代表も務められ、2020年に開催された東京オリンピックの聖火ランナーにも推薦されるなど、広く活躍されている方です。
講演の冒頭は、村田さんから子どもたちへ「(自分の)顔を見て、どう思った」と優しく問いかけることから始まりました。数名の子どもたちが、率直な思いをホワイトボードに書き共有しました。村田さんは書かれている全てを受容され、子どもたちに自らの生い立ちやアザのことで辛く悲しかったこと、初めて自分が安心できる仲間や居場所ができたこと、現在、同じような体験や悩みをもつ仲間ができ、様々な活動をしていることについて話され、子どもたちは真っ直ぐ村田さんを見つめ、真剣な表情で一つ一つの言葉に頷き聴いていました。
次に、2020東京オリンピックの聖火ランナーとして、村田さんが実際に使用した聖火トーチを見せてもらい、触れても大丈夫という村田さんの言葉に子どもたちは大喜びし、長い列ができました。子どもたちからは、想像していたより重く感じたや大きかったといった感想がありました。
講演も後半となったころ、村田さんから「私の顔のアザに触ってみたい人はいる?」といった言葉に、最初は戸惑っていた子どもたちでしたが、二人の子どもが挙手し実際顔のアザに触れると「僕も僕も・・」「私も私も・・」と座っていた子どもたちの多くが立ち上がり、村田さんの前に長い列をつくりました。
最後に、村田さんから『容姿やこれまでの生い立ちは、皆異なるけど、それが「私」、それが「あなた」、「自分らしく、みんな違ってみんないい」「(私は)この顔に生まれて、ほんまに良かった」』といったメッセージを子どもたちに伝えられました。
講演後の給食の時間も6年生の教室で、子どもたちと一緒に給食を食べ、また、その後の昼休憩の時間も運動場で他学年の子どもたちと大縄を楽しみ、交流を深めることができました。
村田さんと出会い、お話を聴いたり活動をともにした子どもたち一人ひとりの心に、何か温かいものが届き、生まれたような気がします。今回学んだこと、感じたことを今後の学校生活や日常生活に生かしてくれることを願っています。
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