【自分たちの学校・学級を、自分たちの手で】
小学校では、さまざまな場面で「委員会活動」や「係活動」が行われています。
図書委員会、放送委員会、体育委員会、保健委員会など、それぞれの委員会が学校生活を支えています。また、学級では、掲示や黒板、遊び、給食など、子どもたちが工夫して係活動に取り組んでいます。
一見すると、「決められた仕事を担当する活動」のように見えるかもしれません。しかし、委員会活動や係活動には、それ以上の大きな教育的な意義があります。
それは、「自分たちの学校や学級を、自分たちの手でよりよくしていく」経験ができることです。
例えば、係活動の中で、「もっとみんなが楽しめるようにするにはどうしたらいいだろう」「こうしたら、もっと便利になるのではないか」と考え、友達と相談しながら新しい活動を生み出すことがあります。
委員会活動でも同じです。
「言われたからやる」のではなく、「学校のみんなのために、自分たちにできることは何だろう」と考えることが大切です。
そこには、責任感、協働する力、相手の立場を考える力、課題を見つけて改善する力など、これからの社会を生きていく上で大切な力がたくさん含まれています。
そして、もう一つ大切にしたいのが、「誰かの役に立つ喜び」です。
自分が準備したものを友達が使ってくれた。
自分たちの活動によって、学校のみんなが喜んでくれた。
友だちから「ありがとう」と声をかけてもらった。
こうした経験は、子どもたちに「自分も学校や学級の一員として役に立っている」という実感を与えてくれます。
学校は、先生だけがつくるものではありません。
子どもたち一人ひとりが、学校や学級をつくる大切な主人公です。
委員会活動や係活動を通して、子どもたちが「自分たちの学校を、もっとよくしていこう」という思いをもち、その思いを行動に移していく。
その積み重ねが、子どもたちの主体性を育て、よりよい人間関係や学校生活をつくっていくのだと思います。
今日も、学校のどこかで誰かのために活動している子どもたちがいます。
そんな一人ひとりの姿を大切にしながら、「自分たちの学校・学級を、自分たちの手で」という気持ちを育てていきたいと思います。
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