【子どもを信じ、一緒に整えよう】
9月になりました。新しい学期が始まり、子どもたちは少しずつ学校生活のリズムを取り戻しています。
一方で、まだまだ残暑が厳しく、教室の中でも暑さや疲れから、授業中に集中力が続きにくい姿が見られることがあります。また、学習用具が揃っていないことで、授業のスタートが遅れたり、学習に気持ちを向けるまでに時間がかかったりすることもあります。
そんなとき、私たち大人は、つい「集中しなさい」「忘れ物をしないように」と言いたくなります。
しかし、子どもにとって「集中する」ということは、決して簡単なことではないと思います。
集中力は、「頑張りなさい」と言われて突然生まれるものではなく、安心できる環境や生活のリズム、そして周りの大人の温かな支えの中で少しずつ育っていくものなのだと思います。
ご家庭では、例えば、
・「明日は何を持っていくのかな?」
・「自分で準備できそうだね」
・「今日はここまで頑張れたね」
・「疲れているみたいだね。少し休んでからやってみようか」
そんな一言をかけていただければと思います。
大切なのは、子どもの代わりにすべてをしてあげることではありません。
「自分でできる」と信じ、そっと背中を押してあげることではないでしょうか。
そして、できなかったことを見るのではなく、できたことや頑張ったことを見つけて認めてあげることが大切なことだと思います。
「昨日より早く準備できたね」
「最後まで話を聞けたね」
「自分から机に向かえたね」
こうした小さな「できた」の積み重ねが、やがて子ども自身の自信となり、自分から学ぼうとする力につながっていきます。
学校でも、子どもたちが安心して学習に向かえる環境を整え、一人ひとりの頑張りや成長をしっかりと認めていきたいと思います。
子どもを変えようとするのではなく、子どもが力を発揮できるように、周りの大人が環境を整えること。学校と家庭が同じ方向を向きながら、子どもたちの「学ぶ力」を育んでいければと思います。
残暑の厳しい日が続きます。まずは十分な睡眠と食事、そして体調に合わせた無理のない生活を大切にしながら、共に子どもたちの2学期を支えていきましょう。
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